国が変わると行動も違う② ソマリア編
前回に引き続き、国が変われば文化も変わるというお話の、その②。
ESLの多数派、ソマリア人女性たち。先生によると、ここ20年ほどで急速にソマリアからの移民が増えたそう。
アメリカの場合は日本と違って移民を多く受け入れているので、どこかの政情が不安定になるとその地域の移民が増えるということになるのですね。(トランプ政権に変わってかなり事情は変わったと感じるけど)
彼女たちはESLやその行き帰りの登下校時には集団で行動していることも多く(これは初級クラスの多数派だという事情もあると思う)、また、話すときにとても声が大きくて(しかも同国人同士だとソマリア語で話しているため)周囲のアメリカ人には いったい何を話しているのか分からないこともあって、傍目には 相手と口げんかしているように聞こえるそう。
なので 通りかかった人などからは「いったい何事?」と思われるそう。
この大声が粗野な振る舞いにも見えてしまうらしい。その結果、不幸なことに、ときどき 同じビルに入っているオフィスなどから苦情が入るそう。
でも、それが標準装備で、別に喧嘩はしていない。見ているとスマホで話している時も同じように話している。つまり、彼女たちにとっては「普通」の話し方。
また、ビルの玄関への廊下などで座り込んで喋り込むのも他のテナントには問題らしい。(また、座り込むのにちょうどいい、数段しかない階段があるんだ、これが。😅)
でも、先生たちはそれが「普通」とわかっているのでフォローしているらしい。
下の方のクラスの多数派だからなあ、けっこう大変だ。
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中級クラスにいた数少ないソマリア人女子の一人と、こののちにある事件を通して親しくなった。そうしたら、一度信頼してもらえるとたいへん義理堅いとわかった。
集団でいることが多いので、なかなか切り込めないんだけれど。
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