国が変わると行動も違う③ ソマリア編 その2
ソマリアが続いちゃうけど。
前回ちらっと書いたんだけど、ある出来事があって、ソマリア人女子の一人と友だちになった。で、個人的に一緒に出かけるようになったんだけど、その約束をするときに気になることが一つ。
「じゃあ、土曜日◯時に◯◯で会おうね」と私が言うと、いつも彼女は
"If God wishes."
(神様がそうお望みなら)
と返事をしてきたのだ。
日本人的には、「うん、楽しみだね」的な答えを期待してしまうので、これを聞くたびに私は「あれ?神様頼み?もしかして来たくないのかな?」と思ってしまって、どうしてもちょっとモヤっとしてしまっていた。
でも、来ないかというとそんなことはなくて、ほぼいつも来てくれていたのであまり気にしないことにしていた(彼女は交通事情があまり良くないのを知っていたし)。
それに、あるとき私の方が大遅刻をした。初めて行く場所に向かっていたのに、車のGPSが誤作動して全く違う場所に連れて行かれてしまったのだ。知らない郊外の住宅地でボーゼンとするワタシ。慌てて彼女に電話した。しかもそのときは、実は私の用事のためにわざわざ彼女に待ち合わせ場所に出て来てもらっていたので、すごく申し訳ない状態で。(とある施設を彼女に案内してもらうことになっていた)
すごく待たせちゃったので、会えたときすごく謝ったら、「気にしなくていい」という答え。どうやら彼女にとっては、これも「神様がそう望んだ結果だ」ということらしかった。
で、後になって知ったのだけど、"If God wishes."というのは、
「インシャ アッラー」というアラビア語をそのまま英語に直訳したものみたい。
神様が望めば実現するけど、神様が望まなければ実現しない。そういう考えなので、彼女たちはかなり時間に寛容みたい。
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彼女と話すことで、日本にいた時は全然知らなかったイスラム文化について知ることになった。
いろいろ違って結構興味深いよ。
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