アメリカのオトナ向け英語学校体験記 〜ESL in USA〜

町中の大人向けの ESL (English as a Second Language) に通って見聞きしたことをイラストと写真で綴ります。

いろいろな人種・年齢・状況のヒトがいる。 〔ESLへの入学時の注意点〕 

ソマリアの女性たち ESL in USA

Somali women ESL in USA

 週に何回かだけでしたが、私が通っていたESLで行われていた英会話の授業がとても興味深かったです。

 

というのも、通常の授業は「Speaking・Listening」の授業と「Reading・ Writing」の授業でしたが、会話の場合は、先生がテーマを決めて生徒が順番に話したり、お互いに質問しあったり。

 

まずは自己紹介。 どこの出身か、どうしてミネアポリスにいるのか、など。授業に出ているだけではなかなか交流出来ないクラスメイトの話を聞くことができます。

 

その日は、13~14人程度の出席でしたが、自己紹介の結果、そのうちの5人がソマリア出身だということで驚きました。そのうちの 一人の女性が、「11才まで勉強したことがなかった。 生き残るのに懸命だったから」と言っていたのが印象的でした。


・・・やはり難民として移民してきたんだね。*

 

そうすると女性の場合は、頭がイスラムっぽい被りもので覆われていて、人種が黒人、 そして被りもののスカーフ(?)が わりとカラフルな人たちはソマリア人か・・・と当てがつきました(なお、他にも黒人系イスラム系の人たちがいて、なかなか私には区別がつかないのです)。

 

いつもの着席の授業だとあまり交流が出来なかったのは、彼女たち、目が良いのか、 わりと後ろの方の席に着くからでした。対する私はド近眼、プロジェクターやホワイトボードの字が見えにくい(しかもなぜかいつも薄いしピントが甘い)ので、いつも一番前に座っていたのでした。しかもまだ全然リスニングに自信がないので、出来るだけ先生や音源の近くに陣取っていたからなあ。

 

そのほかこの日のクラスには、カザフスタン、インド、ブルンジなどの出身の人がいました。普段あまり話すことがないクラスメイトに母国のことを話してもらうと、「世の中いろいろあるなあ」と思うことがいっぱい。たぶんお互いにそうなので、こうやって少しずついろんな国のひととわかり合えるといいなあ。

 

* なお、同じ国からの難民・移民でも状況はひとりひとり異なります。

 

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〔ESLへの入学時の注意点〕 

たいていのESLは月あたまとか学期の始まりとか、生徒の受け入れ時期が決まっています。テストを受けてから受け入れ時期まで待つことになります。つまり、手続きしてすぐに授業に出られるとは限りません。これは、受け入れ側の手間を省くため。なぜって、毎日新入りの生徒に担任がつきっきりで説明をしていたら授業が一向に進みません。

 

また、クラスの定員に空きがなければ、せっかくテストを受けてもウェイテイングリストに載って空きを待つことになってしまうことも。

 

ESLに行くことを考え始めたら、お目当てのESLではいつまでにテストを受けなければならないのか、いつから授業が受けられるかなど、早め早めに問い合わせをしましょう。

 

また、大人のESLには年齢制限があって「18歳未満は不可」などとなっていることも(大人向けなので)。さらに、「少なくとも1ヶ月は通えること」「出席率75%以上」などという制限があり、守れないと途中で除籍になることも。

 

なぜなら、ウェイティングリストに載って待っている人がいる場合はその人たちに席を譲る必要がありますし、ESL側としても生徒の出席数に応じて政府の補助金を受けていることが多いので、生徒が続けて通ってくれることは死活問題なのです。(生徒の仕事の都合や一時帰国などの特殊な事情によっては、多少の融通をきかせてくれるようでしたが、クラスにウェイティング・リストがあるようだと難しいかも) 

 

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